ソーシャルメディア解析ツール Social Insightを試す
カテゴリ ソーシャルメディア
事前登録していたソーシャルメディア解析ツール「Social Insight」がスタート。機能は以下とのこと。早速試してみた。
- ソーシャルメディア傾聴機能
指定したキーワードについての Twitter のクチコミを分析する - ファン分析機能
Twitter や Facebook ページ、Google+ などのアカウントのフォロワーを調査する - 予約配信機能
FBページへの投稿、Twitterへのツイートを指定日時に実施する - マイファン分析 (Facebook + Twitter フォロワー分析) ※準備中
初期設定
Facebook アカウントによるログインが必要。
ログインすると引き続きTwitter認証へ。
以上で初期設定は終了。
ソーシャルメディア傾聴のページへ。
1.ソーシャルメディア傾聴機能
使い方を理解していないが、今話題の「Pinterest」で検索してみた。
Twitterの検索結果が表示。
さらによく分からない状況になったが(笑)、
「この条件をツールに登録」をクリック。
"本当に追加しますか?このキーワードを含め、追加出来るのは残り3個です。また今月はあと6回まで設定を変更できます。"
とアラートが表示。どうやら無料版はこの制限があるらしい。後で調べることに。「OK」をクリック。これでキーワード登録が完了。
実際の分析画面
キーワード Pinterest (Twitter) の分析結果
トップのサマリー画面では発言数の推移が確認できる。マウスを乗せるとその日の数値も確認できる。
" 複数のキーワードで比較することも可能。分析条件のキーワード項目にある「+ 比較キーワードを指定」をクリックし、比較したいキーワードを選んでください。"
とあるので、複数キーワードで比較できるのでしょう。
ということで、「Facebook」と比較してみることにした。
1月24日 Pintarest:1423 Facebook:0
1月25日 Pintarest:1177 Facebook:2971
まだスタート直後なので(?)数値が拾えていないようだ。
次に「発言ユーザー」
「発言ユーザー」では以下の項目が分かる。
- 発言者の性別
ソーシャルメディア上で、該当キーワードについて発言したユーザーの性別を割合を表す。 - 発言者の年齢
ソーシャルメディア上で、該当キーワードについて発言したユーザーの年齢層を表す。 - 発言者の Twitter 登録日
Twitter 上で該当キーワードについて発言したユーザーの Twitter 登録時期を表す。 - 発言者のフォロワー影響力
該当キーワードについて発言したユーザーが、ソーシャルメディア上でどのくらい影響力があるかを表す。
※「影響力」は、フォロワー数やフォロー数のデータを元にユーザーローカル社が独自にユーザーを判定したもの。 - 発言者の地域
該当キーワードについて発言したユーザーがどの地域から発信しているかを表す。 - 発言者の都道府県
該当キーワードについて発言したユーザーのうち、都道府県が判別できた数をマッピング。
発言者のフォロワー影響力も面白い。「Pintarest」は影響力初心者(この表現に抵抗はあるが)の方はわずか5%。中級から上級の方が多くツイートしていることが分かる。
続いて「テキストマイニング」
「テキストマイニング」では以下の項目が分かる。
- 発言の感情(ポジティブ・ネガティブ)を分析する (現在この機能はベータ版調整中)
発言内容のポジティブ感情、ネガティブ感情のキーワードを形態素解析した上で分析し、クチコミ内容がネガティブ傾向なのか・ポジティブ傾向なのかを判別。 - 共起キーワード一覧
該当キーワードと同時に発言されているキーワード(共起キーワード)を表す。出現回数は絶対数、一般的なキーワード使用頻度を割り引いたもの(TF-IDF)が、スコア。スコアが高いものは、よりその文章に特徴的なキーワードと言える。 - 共起キーワード・クラウド
該当キーワードと同時に発言されているキーワードを表す。文字が大きいほど相対数として多く発言されている。 - 発言の性別と年齢マトリクス
X 軸が性別(右:女性・左:男性)、Y 軸が年齢(上:年配者・下:若者)、円の大きさが発言数を表している。 - 発言の性別とネガポジマトリクス (現在この機能はベータ版調整中)
X 軸が性別(右:女性・左:男性)、Y 軸がネガポジ(上:ポジティブ・下:ネガティブ)、円の大きさが発言数を表している。 - よく発言するユーザー
該当キーワードを含む発言をよく投稿するユーザーをランキング。 - 発言によく含まれる URL
該当キーワードを含む発言によく付加されている URL をランキング。
最後に「発言の本文」
以上が「ソーシャルメディア傾聴」データの中身だ。調整中の項目もあるが、マーケティングデータとして使えることは間違いなさそう。
引き続き、TwitterアカウントやFacebookページのファン分析のチェック。
2.ファン分析・比較
2つ目の機能として、Twitter アカウントや Facebook ページのファン数推移や影響力やユーザー層、YouTube の視聴数を計測できる。複数のアカウントを比較することも可能。
まずは、僕のTwitterアカウント「designpapa」でチェック
ここでは以下の項目が分かる。
- 日別の推移
アカウントのフォロワー数・フォロー数・発言数・被リスト数を表示。上部にあるタブで切り替え可能。 - ユーザー属性
フォロー数・フォロワー数の属性を推測した数字。年齢指数は 50 を平均として、高いほど年配者が多い、低いほど若者が多いことを示す。性別、年齢指数、地域が分かる。 - 発言一覧
この Twitter アカウントの発言一覧を表示。有料版であれば一覧をダウンロードも可能。
続いて、弊社Facebookページをチェック
Facebook ページのアカウントを分析。「分析条件」のアカウントに、複数の Facebook ページのアカウントを追加して比較も可能だ。
Twitterアカウントは違う項目が確認出来る。
- 日別の推移
Facebook ページに「いいね!」回数の実数や順位の日次変化を分析。「話題数」は、Facebook ページの「話題にしています」の項目で、1週間に言及したユーザー数と「いいね!」を押した人数を合算した数値。その他、世界ランクや国内ランクも分かる。 - Facebook ページにいいね!を押したファン・ユーザー分析
Facebook ページにいいね!を押したユーザーの属性(性別・国内外比率など)を推測した値。 - ファン・ユーザー一覧
この Facebook ページにいいね!を押したユーザーのうち、公開されているものの一部を新着順に表示。ビジネス版・エンタープライズ版では、一括ダウンロード可能。 - この Facebook ページにいいね!を押したユーザーは、こんな Facebook ページ(アプリ)にもいいね!を押しています
「重複度」はもっとも重複しているページを 5.0 としたときに、それ以外のページがどの程度重複しているかを推測した値。 - ウォールの発言一覧
この Facebook ページの発言一覧です。ビジネス版・エンタープライズ版では、一括ダウンロード可能。
一括ダウンロードするには有料版。どこまでのデータを確認できるのか気になるところ。
3.コミュニケーション管理
ビジネス版・プロフェッショナル版では、以下のコミュニケーション管理機能を使える。
※フリー版では利用不可。
複数サービスの複数アカウントを、 複数人の担当者で一元管理。
担当スタッフの割り振り、ステータス、 重要度を複数のアカウント一括して管理できるそう。
ここが個人的には一番気になる。どこまで何ができるのか。複数のTwitterアカウント、Facebookページの投稿も予約配信ができ、発言やコメントに対して「担当社」「ステータス(返信済みや要返信など)」「重要度」も設定できるようだが、規模が大きくなると管理コスト(人件費)が高くつきそう。薄い画面を見る限りだと、Google+やmixiには非対応かもしれない。要確認。
以下、アップグレードの案内ページ。
4.マイファン分析
現在準備中だが、以下の機能が使えるようになる。
僕のお客様にも「複数のソーシャルメディア・アカウントを一括で管理・分析したい。」といったご要望は多いので、有料版の「コミュニケーション管理」について詳しく知りたいところ。Google+、mixi対応しているかは要確認。無料でここまでのデータが確認出来るのでオススメのツールであることは間違いない。